液状化リスクとは?起こりやすい場所と対策を解説
液状化現象とは、地震の揺れによって砂質の地盤が一時的に液体のような状態になる現象です。 2011年の東日本大震災では、千葉県浦安市をはじめ首都圏の多くの地域で液状化が発生し、 住宅の傾斜や道路の陥没などの甚大な被害をもたらしました。
液状化のメカニズム
通常、砂粒同士は接触して荷重を支えていますが、地震の振動により砂粒同士の接触が失われ、 砂粒の間の水(間隙水)の圧力が上昇します。 これにより地盤が支持力を失い、重い構造物は沈み、軽い埋設物(マンホール等)は浮き上がります。
液状化が起こりやすい3つの条件
1
緩い砂質地盤
N値が低い(15未満)砂質土の層がある地盤。埋立地や旧河道は特に注意。
2
浅い地下水位
地下水位が地表から3m以内にある場所。河川や海に近い低地に多い。
3
強い地震動
震度5強以上の地震が発生した場合にリスクが高まります。
液状化が起こりやすい場所の特徴
- -埋立地(東京湾岸エリア、大阪湾岸など)
- -旧河道(かつて川が流れていた場所)
- -砂丘の間の低地
- -干拓地
- -氾濫平野(河川が運んだ砂で形成された平地)
液状化対策
地盤改良
柱状改良や鋼管杭で支持層まで基礎を到達させることで、液状化の影響を軽減できます。 費用は50〜200万円程度。
地盤の締固め(サンドコンパクション等)
砂を圧入して地盤を締め固める方法。大規模な宅地造成で採用されることがあります。
排水工法
地盤内にドレーン材を設置し、地震時に上昇する間隙水圧を速やかに排水する方法。